やわらかい貴方
あたらしいあさがきた。
きぼうにみちたあさ。
2017年エドガー・ライト監督作品「ベイビー・ドライバー」を鑑賞。
強盗犯を逃す「ゲッタウェイ・ドライバー」のベイビー。天才的なドライビングテクニックを組織のボス、ドクに買われているがベイビーは過去を理由にドクに行動を支配されていた。幼い頃の事故の後遺症で耳鳴りが止まない彼は常にiPodで音楽を聴き耳鳴りを消して、踊るようなカーチェイスを繰り広げる。
こりゃあ面白い。開始30分もした頃には既に喜びに満ちていた。様々なジャンルの音楽が流れ続け、スピード感あふれる映像と相乗効果で見る者を盛り上げてくれる。リズムやビートが映画の中の出来事と見事にシンクロされていて気持ち良い。
天才が凶悪犯たちをドラテク1本で黙らせる爽快ストーリーかと思いきや、内臓が重くなる展開になっていく。大学生風のベイビーと、話の通じない狂った犯罪者たちとの交流が笑えなくて笑えた。ベイビーはなぜ冷静でいられるのか分からなかったが、彼も十分狂ってるからだと観てるうちに分かってくる。終盤の律儀さや、ヒロインの可愛さも含めてめちゃくちゃ好みの映画だった。レッチリのフリーがちょい役で出演。
クライマックス直前に謎のシーンがあったのだが、こちらのブログ様の考察で膝を打った。ありがとうございます。
「監督はこれまで元ネタを知らないと分からない映画をたくさん撮ってきた」と町山智浩さんが解説していたことと合わせてガッテン頂きました。
リアルなカーチェイスシーンの迫力もめっちゃ凄いし楽しいが、ベイビーが会話をサンプリングして音楽を作るシーンに共感しまくり。Shazamするとキッド・コアラというアーティストを知ることができた。
暖かい春を前に最後の寒さが到来。日中も10度を下回っているが嘘みたいに暖かくなるのを知ってる。やがて初夏がきて楽しい日々が続く。簡単に願いが叶って幸せです。またゆるゆる動き出せることに感謝しています。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで！
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