賭けられた3000点
磨く磨く。
腹が減った。
2018年スティーヴン・オカザキ監督作品「MIFUNE: THE LAST SAMURAI」を見た。
「三船と黒沢」の関係を軸に、日本の映画関係者、共演した俳優たち、スティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシら海外の巨匠が三船敏郎を語る。
4月1日が三船敏郎さんの誕生日で、海外の映画ファンがたくさんの画像やGIFを添えたコメントをタイムラインに上げているのをたまたま見た。マイリストにあるドキュメンタリーを見るのに絶好の機会だと感じ再生。出兵した戦争体験から始まる骨太な物語。
世界的評価を得た作品ばかりで当たり前かもしれないけど、紹介されるどの映画もまぁ面白そう。「蜘蛛の巣城」のラストシーンで本物の弓矢が飛び交う中、断末魔とも悲鳴ともつかない声を上げる三船さんの映像と、その逸話に釘付けになった。「隠し砦の三悪人」が「スターウォーズ」に影響を与え、「オビ=ワン・ケノービ役を三船に」とスピルバーグが熱望した話など伝説級のエピソードがバンバン出てくる。まだまだ未見の名画がある事が嬉しいかぎりだ。
完璧主義と評される黒沢監督が三船敏郎にだけは自由にやってくれと言い、それに応えるように演技の研鑽に励んだ名コンビが仕事を共にしなくなるまでの経緯。病床の黒沢監督が97年12/24に亡くなった三船敏郎に向けた弔辞が泣ける。クリスマスイヴなんだと思っていたら、翌年の9/6に黒沢監督が亡くなったそうで命日も印象的な2人。
男惚れする男。
真っ直ぐ向かって行ける場所の尊さを思う。私もそんな場所が欲しい。無意味なことを考えないようにともかく掃除をしてピカピカに磨き上げる。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで！
