-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

君といると熱い

 

半袖短パンの準備は出来た。

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オランダ・ロッテルダムにあったレコードの自販機らしい。格好いい。

 

藤子不二雄A先生の訃報を聞き名作たちを読み返した紳士、淑女もおられるでしょう。うまい食い物にありついた時は「ンマ〜イ!」が自然と出るし、ショックな出来事があるたびにメガネがバリバリに割れています。多感な時期に「まんが道」と肩がこすれたひとりでした。合掌

 

 

1996年ティム・バートン監督作品「マーズ・アタック!」を見る。

火星人襲来!アメリカの科学者は根拠なく「彼らは知能レベルが高い、よって友好的である」と結論するが、まったくそんなことはなかった。地球を防衛するべくアメリカが立ち向かう。

あんな映画もこんな映画もあったとマイリストに肥やしが増える日々。この映画も子供の頃に薄っすら気になっていたがバカ映画でした。出演陣が妙に豪華でスター揃いなのが気になった。Wikipediaによると沢山のスターに声がかかっていたらしく、出演が無理だった場合の代わりの役者もえらく豪華。終盤ティム・バートンが熱狂的なファンだと言うことでゴジラが登場したり、なんだかよく分からない。コロコロやボンボンみたいな子供向けのカオスなギャグ漫画みたいだった。おそらくそれが狙いなんだろう。「ドント・ルック・アップ」で学んだ悲劇を喜劇的に見る映画とも違う。

いかんせん26年前の映画なので、冒頭から最後までふんだんに使われてるCG黎明期の映像がシュールに映る。最新技術が導入された映画はその時に見て楽しむのが1番だと強く思う。

登場人物がバラバラにされてエグい見た目のまま生かされてるシーンは、ブラックを超えた”悪趣味”が90年代には残っていたことが確認できる。

 

youtu.be

バカバカしい映画を見たい人には決定版だ。

手を組めるはずだ。なぜ戦おうとする?姿形が違うからか?一緒にやれることは多い。我々が組めばいかに強くなるか!なぜ我々は違いを意識する?なぜ我々は違いにこだわる?

出演を自ら熱望し、一人二役を演じたジャック・ニコルソンが宇宙人にぶった演説が逆に白々しく映って面白かった。

 

はちゃめちゃなB級映画テイストは映画好きや、映画を作る側に贈られた側面があるんじゃないかと感じた。豪華スターが諸手を挙げて参加した経緯も、やり過ぎに思えるゴジラの出現も、お祭りとしてエンターテイメントを楽しんで欲しい監督の思いが込められている、気がする。で「♪よくあることさ」とトム・ジョーンズが歌うオチ。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!