-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

ノン・ノン・イエス

 

冷蔵庫の下をついにクイックルワイパー。

ストレッチするたびに気になっていた白い四角形がフローリング色に。

 

2019年ダニー・ストロング監督作品「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」を見た。

 

サリンジャー生涯91年の真実」を基に、サリンジャーの若き日が描かれた伝記映画。

 

80年代に小泉今日子さんが読んでいると発言したことで再ブレイクしたと聞いたことがある。ビートルズファンにとってはマーク・チャップマンがジョンを射殺したあとも現場で読んでいた本として有名だ。さらに日本では太宰治の「人間失格」と比肩され、若者が若者の時期に読んでクラクラきてしまうこともよく言われている。「まるで自分のことのようだ!」となるやつらしい。いろんな要素が絡み合って自分は読むべき対象者なんだろうなと思いつつ、読むことなくこんな時間になってしまった。映画が面白ければ読んでみようとおもったのだけど、週末古本市場に行くことに。

 

人物像なども全く知らずに映画を見てよかった。サリンジャーにきっかけを与えた大学講師として登場するケビン・スペイシーが相変わらずいい。このおっさん好っきゃ。第二次大戦以降の暗澹たる経緯を経てうまれた世界的傑作だと知り俄然興味が湧いてきた。政治家でないほとんどの人たちにとって戦争が無益なことが分かる一方、やはり強制的抑圧や異常なストレスから解放されることは、一握りの才能にとって意味を生むのかもしれない。同時に戦争に間引かれた才能を思う。戦争は本当によくない。

 

youtu.be

村上春樹さんの訳が新しく出てるらしいのと、白水社から出てる野崎孝さんの訳があるらしい。その日、その場にあった方を買おうと思う。

 

もう少しでアマプラでは見れなくなってしまう。大事なことをたくさん言ってるシーンがあったので可能な範囲でメモっておきたい。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!