-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

Stop and smell the flowers

 

柴田未保子さんは壇蜜さんの親戚縁者のようだ。

石橋エータローさんはおぎやはぎの小木さんに似てる。他の人もみんな誰かに似てる。

 

2019年ロビン・ルッツ監督作品「エッシャー 視覚の魔術師」を見た。

 

オランダ人版画家・画家のマウリッツ・コルネリス・エッシャーのドキュメンタリー。エッシャー本人の日記や息子たちの証言、またクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングのグラハム・ナッシュのインタビューからも軌跡を辿る。

 

例の「昇っていたはずが降りている階段」など、「だまし絵」作家として有名な版画家、画家のエッシャー。日本では美術の教科書で最初に出会う人が多いと思う彼のドキュメント。山田吾郎さんのYouTubeチャンネルで特集が組まれており、現在サブスクに公開中ということで見てみた。

 

日本での公開があった19年あたりに、大阪は天王寺でもエッシャー展が大々的に開催されていて、その一環の映画だったのかもしれない。自分も当時「ミラクエッシャー」と題した展示に行ったが、おそらくこれまで見たどの展示会より大勢の人でごった返していて、入場するだけで2時間くらい待たされたような記憶がある。内容はとても素晴らしかったし、来てる人もみんな笑顔で、腕を組み意味深な表情をして絵を眺めるような人もなく幸せだった。

 

メタモルフォーゼ(変容)していく形が無限ループしていく作品にウットリ。大人から子供まで面白がれる不思議な絵だが、最初は不可解な絵としてあまり評価されなかったとあり意外だった。今でこそ見慣れているものが、当初は受け入れられなかったという現象はよくあること。この手の話を聞くたび、自分にとって新しくて、かつ多少でも不快に思う表現にはいやでも注目するよう自戒する。

 

youtu.be

youtu.be

世間で40歳と言えば、1番の働き盛りだ。わたしにとっても実り多い時期になるだろう

内なるイメージに目を向け、自分にしか表現できないものを創作し続けた時期の頼もしい言葉。

 

ナチスの帝国文化院に反発し仕事を失っても芸術家協会を退会する思慮深さ。恩師メスキータがナチスに連れ去られ、ガス室に送り込まれた悲劇。才能を疑い、情熱と執念を持って努力し、絵に向かい続けた姿に打たれる。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!