今年は水にまつわるウサギ年らしい。
「運気が上がる」などとラジオで聞いて嬉しそうに水回りを掃除する。
シンガーソングライターの七尾旅人さんが普通自動車免許の合宿に参加している様子をTwitterにアップしていた。途切れ途切れタイムラインで見かけるシリアスな活動の中で、アニメの"日常回"のような和んだ空気感が垣間見えて良い。七尾さんに似合いそうな車をフォロワーがおすすめしてたり楽しそう。ルパン3世みたいに前傾姿勢でハンドルを握る七尾さんが頭に浮かんだ。フィアットに愛犬と機材を乗せ、街から街へ。
七尾さんのエッセイがあれば読んでみたい。
免許合宿🚙
— 七尾旅人 (@tavito_net) 2023年1月23日
他の生徒とペアで受ける教習で、同乗していた18歳の少年が、縦列駐車をスムーズに20秒ほどでクリアした。
その後、交代させられた私がプログレッシブ・ロックを1曲聴けるほどの時間をかけたうえ失敗した。車内に気まずい空気が充満した。
授業後ロビーにいた18歳に「上手だね。アイルトン・セナの生まれ変わりじゃないの?」と話しかけたら「これだけ得意なんです。ポールの4本目が見えたらハンドルを全部切るんです」とコツを教えてくれた。右手に握りしめた鉛筆で、全力メモした。学校って小学校以来久しぶりだけど、いいね。
— 七尾旅人 (@tavito_net) 2023年1月23日
極めて個人的に七尾さんの音楽を聴いて受ける印象のひとつが具現化したようなエピソードだとおもった。
氏の奮闘記を読んで子供時代は喜怒哀楽やら甘みや苦味が生活の中にずっとあった気がしている。
今も味ならしてるけど、こなすべきをこなして次の機会を待つ日々。びっくりドンキーのお持ち帰りは丁寧な箱に包装されてて豪華なんだけど、そこに「大吉」とあって救われる気持ち。新春の東大寺で凶を引っ張り出した男より。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!