憂うと運動
おい俺、ミサイルや銃火器で脳や顔面が吹き飛ぶ夢を見せるな。
朝から気分悪い。
シチュエーションを変えてやたら何度も見せられてゲンナリなモーニン。
場所は海外のよう。
スーツを着た様々な異人種達に紛れて日本の芸能人が何人か居る。その中にココリコの田中さんが居たのが印象的だった。
騒動から、頭を抑えて逃げ惑う様は、バラエティ番組で見た事のある格好そのままで夢らしいし、あれが現実なんだろう。
見た感じ、芸能人は全員無事だった。
春眠は年中続く。
仕事が無いとアホみたいに寝てしまう私が、スモークです。
が、最近は早寝、はしないけど早起き、でもないけど午前中に行動出来ている。
ボチボチと日差しも強くなって、働く喫茶店にも薄着のお客さんが増えて着た。
今日は麦わら帽子をかぶったオバちゃんまで登場。
俺はのんきだ。
ママチャリサイクリングにも良い季節になった。
夢のせいで終末を思わせる吹きさらしのドラえもん。
久々に通った道の公園で逆上がりを生まれて初めて達成した。
嬉しかったし、あれは小学生のために用意された喜びなんだと知った。
この町に来て、多分、初めて家族と行ったうどん屋が潰れていた。
「潰れていた」ってすごく悲しい響きだけど、潰れていた。
もぬけの殻。
思い出深い場所はどんどん無くなるぞ。
久しぶりに買った服がとても好きだ。
のんきだ。
又兵衛桜
4月のある晴れた日に、奈良県に咲いている「又兵衛桜」を拝みに出かけた。
枝垂れた桜はとても立派ながら、周りを彩る花に囲まれて、どこか遠慮がちな印象を与えた。
遠慮がちながら、確かな存在感。
「幽玄ってこういう事かもしれない」と浩一さんが言った。
ネットで幽玄を検索すると簡潔にこうある。
ゆうげん【幽玄】
《名ノナ》奥深くて、はかり知れないこと。趣が深く味わいが尽きないこと。
確かに、そういう雰囲気を纏った大木。
さておき記念撮影。
ブラブラのふらっふらでリラックス。
30分ほど車を走らせて到着した森の中、湖に浮かんだ手漕ぎボートに初乗り。
船着き場のおっちゃんがやたらフランクに教えてくれる船の漕ぎ方に苦笑しながら、当てのない30分の航海、航湖へ。
ボートは、漕ぐのに慣れて余裕をこいてると、ほんの少し休んだだけで、みるみる風向き通り流されていった。
流される勢いはかなりのスピードで、少し話をしてるだけで驚く距離を流されている。
櫂を交代した時、森を眺めて浩一さんは「迷い込んだ感じがするな」と言った。
大きな森に囲まれた異様な雰囲気の中で、小さな人間同士、漏れる言葉は漏れたような言葉ばかり。
必然なのか偶然なのか、どちらかは分からないけど、五里霧中、なんとか希望を持ってそれぞれのボートは流されながら進んでいるのかもしれない。
とか、大層な事は思いつけば幾らでも。
友達の顔を見れば瞬間のため息は回避することができる。
個人的に手漕ぎボートといえば、漫画「ドラえもん」の中で、のび太くんと静香ちゃんの見ていた世界。
やっと体感できてすっかり満足した。
最近集まると疲れるまで遊んで帰る我々が最後に向かったのはスポッチャ。
次の日の筋肉痛を覚悟してそれぞれガチャガチャになるまで遊んだ。
現実はともかく、格好付けたセンチメンタルからの卒業。
流れて流れて
もう桜の時期も完全に終幕。
桜の季節も真ん中の頃にカーテンズが毎年行ってる「流れ流れて丸山通り」へ。
7年目にして満席となったイベントには、生前の中島らもさんがお気に入りだった良元優作さん、方々で噂になっているシンガーソングライター折坂悠太さんが出演。
とても良い昼になっていた。
イベントでは振る舞い桜餅が。
おいしい。
カーテンズが好演、最後は3組ではっぴぃえんどの「風をあつめて」を歌って幕。
カーテンズにとって感慨深い一日となり、これからを想う一日にもなったのではないだろうか。
そういえば、その後も店の有線ではカーテンズが放送されており、「エスプレッソのような恋」「傘はいらない」に続いて、CD全曲が流された。
モチのロン、カーテンズ編集部最新号も発刊してます。
お見かけの際は持って帰って下さい^^
遠くて見ていた波
「今日やっぱ忙しわ」
レジを閉めた時に売り上げを見て疲れの原因に気づかされる事が増えた。
数年前、近所にスターバックスが開店して虫の息になっていたウチの喫茶店が最近活気付いている。
住んでいる町には老人が圧倒的に多い。
スターバックスは少しお洒落が過ぎたのかもしれない。
暖かくなって来て、老人や初老のお客さんがまた増えだした。
しかし時すでに遅し。
店じまいのタイムリミットは刻一刻である。
そんな話を、元従業員だったバイト君と、商売仇となるスターバックスで話していた。
元より、私にとってはどうでも良いっちゃどうでも良いので、仇とは全然思っていない。
彼は付き合いの少ない私の知り合いの中でも指折りで「数奇な運命」を地で行く男。
同僚として働いていた頃、仕事中、仕事終わり、彼の色とりどりの体験談を聞いて、腹をよじらせ笑っていたのはいい思い出である。
彼のように話術巧みに語り下ろせないので詳しく書けないけど、「見ず知らずのホームレスの就職の世話をした結果、監禁された話」がお気に入りだ。
彼は変わらない爽やかな感じで、今も手広く色々と仕事をこなしながら過ごしてるらしい。
そんな中、私に音楽制作の依頼をくれたのが久々に会った理由。
話を聞けば聞くほど、なんの実績も持たない私は「俺で良いの?」と弱気も弱気。
7月頭に締め切りを設けられた仕事をパリッと決めてやりたい。
いや、なんとか乗り越えたい。
である。
驚!
仕事中、同僚と貰い物のあんぱんをトーストしながら世間話をしていると、聞き覚えのあるピアニカの音が天井のスピーカーから鳴っている。
どう考えても聞き覚えのあるそのサウンドは、一緒にフリーペーパーを作っている音楽ユニット・カーテンズの「エスプレッソのような恋」という曲のイントロだった。
有線放送から知り合いの音楽が流れることに対して心の準備も、なんの予期もしていない私は、「誰の曲やろ?マルカブリやん」と先を越された気になって少しばかりショックだった。
しかし、それにしたって似てる。
人生で初めて酷似と言える現象にブチ当たった気持ちだ。
でも似すぎてやしないか・・?
その刹那4秒ほどだったが、これはまさかと思いホールに出ると「♪う~わ~き~をし~た~」と、ヲザキ君の声が聞こえて腰を抜かし顎がガクガクになって大便を漏らす。
お客さんが居るのも忘れて「えぇ!?」と奇声を発し、同僚が救急車を呼びかけた。
急いで事務所にある有線のタイトル表示マシーンを見に行くと、確かに「カーテンズ」の文字がある・・
映画館で行われたラルクアンシエルのライブビューイングの話を気持ちよくしていた同僚を完全に置き去りにして、自分の事のようにはしゃぎ、大いにわめいた。
知らない人の手によって流された音源が、さっきまでメチャクチャ忙しくてダレ切った体を癒していた。
好きな子と休憩中にメールをしてる時と同じような爽やかな感じだ。
有線から届いた冊子を読むと、この日から新しく加わったチャンネルのよう。
これから毎日18時頃はカーテンズが店内で鳴り響きます。
んが、今日は流れなかった。
チェッ!と思ったら20時頃に「傘はいらない」がギンギンにオンエア!
熱い。
もしかするとCDから全曲流してくれるつもりなのか!?
はっぴぃえんど、坂本慎太郎、ハナレグミ、青葉市子、、錚々たるメンツに混じって流れるカーテンズ。
テンション上がって、次次次。
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