-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

God took his time and so should you

 

 

 

実家のわんこが入院した。

つっけんどんな言い方しかできない人の優しさってある。わかりにくいから嫌いやけど。

 

早速お見舞いに行くとケージの中で固まっている。同室のミニチュアダックスが狂ったようにいつまでも吠えつづけ、まさか同じ騒音トラブルに巻き込まれていたのか。体調が良くなさそうなのが医者でなくても分かる。動けそうにない姿を焼き付けることしかできない。上半身を頭からつっこんで触れるように頭や身体をなでると微かに腹部に空気が入り、呼吸してるのが身体の輪郭でわかるようになった。それも辛そうな、悪い気がして名前を呼ぶのをためらった。無臭だった室内によく知る彼女のにおいが漂いはじめ生き物の力強さを知る。見つめると次第に吠声が消え、小さなケージの中に2人きりのような気がしてきた。

 

 

なんとタイムリーな。

 

俺も行ってきた。

蝉の抜け殻、誰かが乗せたと思ったらちゃんと穴がある。奇跡的な。

 

youtu.be

 


「来たからには愛す」と決めてさっそく世話をしたがったが、母親がこれを全面拒否。ほぼひとりでやってしまうことに。理由は「てめぇら信用なんねぇ、自分でやる!」だとおもう。昔からなんでも1人でやってしまう人なのでそれは驚かない。驚かないけどこっちも犬の散歩がついに叶う夢だ。しかしこれも「汚い場所しか歩いてなさそう」という理由で却下。週1回は泥まみれになるつもりだった私もそれを否定しなかった。今日までいっさい世話をせず、最初の数年は外出が多くてほとんど会うこともなかった。たまに実家に立ち寄れば必ず吠えてくる。しかし鋭い嗅覚で分かるのか、次第になでられにくるし甘えてもくるがなで終わったら牙を剥いてマジ吠えの繰り返し。近所のおっさんくらいに思われてるのが気を紛らわす逃げ道だったのに、自然と名前を呼ぶとそれに彼女が力無く反応して、どうしようもなかった。

 

「できれば自宅で家族と過ごす時間を」と言われ母に連絡。偶然にも父と車で一緒におりその足で病院へ。その日「18:50に息を引き取りました」とLINEが来た。「待っててくれた」なんて自分が死神みたいだから思いたくないけど最後に会えて良かった。ココまたなー!愛してるで!(泣笑バク宙)今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!