All of youths
いつか見ようと思っていた94年放送のドラマ「若者のすべて」を一気見した。
ミスチルが大ブレイク(死語っすか?)していた頃、破竹の勢いでリリースされた「tomorrow never knows」が主題歌として起用されている。
CDが出る前だったか出た後だったか覚えてないけど、曲が聴きたくて初めてドラマを見たのがこの作品だった気がする。
22歳の原島哲生(萩原聖人)は亡き両親が残した自動車修理工場を営んでいた。妹の妙子(山口紗弥加)は両親を亡くしたショックで心を閉ざしており、工場の経営は上手く行っていない。圭介(武田真治)は町医者の父を継ぐため、4浪中。亮子(深津絵里)は女優をめざし、薫(鈴木杏樹)は街を出て商社に勤めている。ある事件がもとで植物人間になってしまった守(EBI)、その原因に関与していた事で皆の前から姿を消した武志(木村拓哉)。工場のある薄暗い街で22歳の夢と傷みが交錯する。
改めて見てると、小学校でクラスの連中が大騒ぎしていたのが不思議なドラマだった。
登場人物は明るく生きようとしているのだけど、その明るさが濃い暗闇を作り出すことが度々ある内容。
1話ごとに明らかになっていくキャラクターの輪郭がとても魅力的で、画面に食い入るような楽しみがあった。
武田真治もいい役だったなぁ。
ネットでこのドラマについて調べると、萩原聖人とキムタクの不仲話が真っ先に出て来るのだけど、どうもドラマを見てると萩原聖人は役作りの為に、何かしらの仕掛けをしてたんではないかと思えて来る。
真実は分からないけど、仲が悪いのに仕事とはいえ、2人ともあの演技ができるなんて大人だ。個人的に萩原聖人とキムタクが一緒に出てるシーンはどれも好きだ。
萩原聖人演じる哲生の何が起きても「根性!」で乗り切る笑顔は視聴者を元気にしたに違いない。
糸井さんの言う「やさしく、つよく、おもしろく」はドラマの中でよく見たなぁ。
岐阜までひとっ飛び
10月末にいつもの連中と岐阜県へ音楽合宿に行く段取りが進んでいる。
合宿と称したパリピの戯れでは無く、スタジオやホール設備がある場所を陣取った結構マジな陰キャの祝宴だ。
無理に悪く言う必要もないんだけど、たくさんの楽しみを用意しているのでモチベーションの向上は確約済みなのである。
合宿場所の「昭和音楽村」までGoogle MAP曰く175㌖。
高速を使えば車でおよそ2時間15分の道のりとある。
嘘やん。
岐阜やろ?
京都とかの距離やんか。
調べてみると来月アルバムをドロップするラッパー山本びんたさんのお膝元、滋賀県よりの岐阜。
てっきり500kmくらいの道のりかと思っていた私は既に合宿までの道のりで聞く予定のプレイリストをCD21枚分作っていた。
まぁ、ええか。
プレイリストにいろんな曲をぶち込んでCD−Rに焼き付け、人に押し付ける良い趣味を持っている私は鼻つまみ者として日夜この愉悦に勤しんでいる。これはカセットテープ、MDの時代から連綿と続くお気に入りの趣味で、隙あらば仲良くなった人に渡して歩いている。
いつもみんなとどこかに行くときは必ずCDを作る。
ジャンルや内容はその時々に決まるのだけど、根底にあるテーマは「安心させない」だ。
「聴きやすい」や「一貫したテーマ」のある物は上手な人がたくさんいる。
人の気も知らないで未だに天邪鬼を楽しんでいる私は突然ギョッとするような選曲をしたくなる。
時にはずっと「なんでこの曲の次がこれ!?」をやり続けたい。
一応、自分の中では筋を通しているのだが、この趣味に関しては聞き手がどう思うかはあまり考えていない。
やり過ぎたCD−Rを受け取った人は聞くのが疲れるだろう。
1回全曲通して聞くのを断念した人も中にはいるかもしれない。
MDをかけっぱなしにして寝ていた友人から「悪夢を見た」とメールが来たこともある。
残念なことにそういう反応が嬉しいクソったれなんだ。
今回のCDは音楽合宿ということで、自分でも予想がつかない内容にしたいと思っていたのでiTunesを全曲ランダム再生にして、無作為に選んだ曲を並べ替えて様々な種類のCDを作成している。
大変、愉しい。
10年以上ぶりに腰を据えて聞く黒夢。人時のベースが突然流れてテンションが上がる。
当時のヴィジュアル系ブームに敬意を評した言い方をすると、上がりマクリスティー。
良い曲はいつ聴いても良い、キダタロー先生言う所の「うまいもんはうまい」はやはり真理だ。
時を経た回帰として、「やっぱヤバいもんはヤバいんやな」を再確認できる作業としても良い作用をしている。
今聞くと、深く曲を味わえる事があるのも嬉しい趣味だ。
その逆もあったりして、その時その時の自分を知れるのも面白いんやワレぇ。
甘味部・51
大変お久しぶりの甘味部です。
今回はコチラさん。
激安の殿堂アンロソ・キホーテことドン・キホーテで38円、大特価の所を掬い上げてきた。
「風呂上がりのアイス」は何人も侵すことのできない庶民の楽しみである。
名前は見覚えがあるけど、センタンって何を作ってる会社だっけか?と思い出せず調べると「チョコバリ」や「しろくま」を輩出した東成の氷菓メーカーだった。
大阪名物と書かれてある通り、もしかすると関西外の方はご存知ないかもな「王将」もセンタンの商品だった。
センタンのホームページには王将やしろくまのiPhone用壁紙がサービス(?)で置かれている。
大阪の会社らしい、味のあるズレが香ばしい。
カスタードチョコに無数のカラメルチップが散りばめられ、ザリザリした食感が既に癖になってる。ざりざり
手持ち棒が突き出るまで詰まったたっぷりのカラメルソースは濃厚で、申し分ないプリン系アイスでした。
棒が現れてからもカラメルソースが付け足されているのも嬉しい。
個人的に非常に絶妙でした。
王将もしろくまも食べたことがないので見かけたら買おう。
ブリザガ
ニュースサイトで面白い画像を見つけた。
朝、子供がイタズラで、リカちゃん人形をコップの中に逆さに入れて凍らせていたらしい。
見つけた母親は帰ってきたら説教せねば・・とワナワナしているというtwitterからの引用記事だった。
これを見て、やった事ないから、子育てって難しそうだなぁと思う。
職場なんかで若い子にモノを教える立場にならないといけない時、状況によっては怒ることが必要な時がある。
どのくらいまで怒るべきなのか、自分の仕事みたいな単純なことでもたまに「これは怒るほどでもないか・・?」と、怒り悩むことがある。
子供のしつけなんかの為に怒るのも、もしかすると、「これは怒るべきなのか・・?」があるような気もする。
「常識」を最優先させたとしても、人によって差が出る話だろう。
twitterに上がっていたという上の画像は、リカちゃん人形を逆さにコップに突っ込んで、氷漬けにしたというもの。(関係ないけど、氷漬けってこんな字なのか?)
帰宅後説教を受ける予定だった子供は、twitterがバズりまくった結果、お咎めなしとなったそうだけど、親御さんはまず彼を怒ることに決めている。それも見つけた瞬間は「激怒した」とあった。
もし僕がこの子の親だった場合、リカちゃんを見つけたら爆笑するだろう。
なんでまた頭部のみ、氷漬けにするようなイカれた処刑方法に至ったのか、理由が聞きたくて聞きたくて、早く帰って来ないかソワソワするだろうし、仮にtwitterにこの事を書くとしたら非常にポジティブな感じになっていたと予想する。
仮に奥さんが「馬鹿野郎、こんなもん説教じゃ!」と怒鳴っても、「『やってみたかった』じゃ駄目か?」と食い下がったと思う。
息子がやったみたいなので、おそらく持ち主の娘も、親の反応次第では傷付かない、と、思うんだよと。男親は息子の肩を持ちたくなるものなか。知らんけど。
言うまでもでもなく、日頃からイタズラが盛んになる年頃の子供にはいちいち怒るし、怒られることになるので、状況を精査した怒り方にはならないだろう。なにより忙しい朝、親御さんにそんな暇はない。いざその時になったら虫の居所如何でブチギレて、逆に奥さんが止めに入るやもしれない。
子供の頃に「やってみたくて」やったことで、何度も引っ叩かれた思い出もある。
瞬間的にムカついてたとしても、それを今でも恨んでるなんてことは無いし、教育として正しかった、良かったとすら思うんだけど、氷漬けのリカちゃん、やっぱり説教される対象なんだろうな。
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世迷言と個人の考えらしきの狭間に
面倒くさいメンタリティーで猛威を振るうミュージシャンを眺めつつ、肩がダルい朝。元気に優しく行きたいのぉ。
実際に会って事情を知ってしまうと「そっか・・」となってしまうんだ。きっと。
ブログを昔採用していた気楽なhtmlタグ打ちに戻したい所存。
何年かかるかわからんけどその内やろ。
決まっていた9月のライブも終わって一息。
録音と作詩、余裕を持った作曲を繰り返して行こか。
9月3日は阿倍野・流流(るる)で即興演奏家さん2組とライブ。
2組共、時間感覚がおかしくなったかと思うようなあっという間の40分だった。
ルイ・リロイさん、ジェリーゴードンさん、風間晴賀さんのトリオ。
不思議な音が部屋を飛び交う。
サックスはこんな音が出るのかと思ったり、ハングドラムと思っていた楽器は「ガンクドラム」という小型化した物だったり、知る事も多し。
バイオリンの即興演奏宮嶋哉行さんの演奏中、あまりの素晴らしさに録音。
終わりでお話しさせて頂き、録音物を音源に使用する事を快諾して下さった。
ジェリー・ゴードン氏はじめ、来賓してくださった諸外国のお客さんに「Word、rhythm、rhymeが素晴らしかった」と褒めてもらい、泣けてくる。
風間さんから共演しようと言われ、約束した。ありがたい。
翌週、火曜。
懸念していたお客さんの数は、蓋を開けると沢山の優しい人たちが見にきてくださったのだった。
ウェザースプーン、赤犬のドラマー谷本さんとのセッションも好評で泣く。
様々な苛立ちと折り合いをつけ、どつき合い、ここに生まれた音楽がありがたく、愛おしい。
「だがまだいける。少なくともまだある」の精神をboss the MC氏の声に溶かして実験は続く。
そして「先は長い、深い 言葉にならないくらい」でありましょう。
twitterをなるべく見ないようにしたいと、いつからか常に思い、実行し、一度見ると最終更新分までザーッと見てしまう。
twitterには「自分は大丈夫か?」といろんな角度から思わされることが沢山書いてある。
体のどこかに悪い。
頑張りすぎちゃう人は「まだ大丈夫」と言う、思う傾向があるらしい。
そして「まだ大丈夫」が口から頻発され始めると、その人の危険信号が黄色か、最悪赤色に灯っていると聞いたことがあるし、twitterにもこの説はたまに流れている。
自分は「なるべく頑張らない」主義なので、今の所この説とは無縁で生きてきたのだけど、twitterを覗いている時、「自分は大丈夫か?」と思う時、それが何かの危険信号だったとしたら嫌だなと思うんやな。
誰かの何かは自分に関係ない筈なのに、自意識過剰なのか、そう思っている時があるんやな。
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Visit to a grave
「8月の暑い内に」とこの日記に書いていたお墓まいりへ。
2日に分けて兵庫県の海側と山側を訪れた。
母方の祖父碑は予想した通り、お寺さんの善意のお手入れ以外は受けていない感じで、気づけば3時間掃除に熱中していた。
父方の方は近所に親戚が沢山いることもあり、お盆のお花が枯れかけていたりと人の気配がある。
人生初のお墓まいりは、どう言うのか、広義に「人間」という動物を感じる体験だった。
どちらのおじいちゃんにもキチンと脱帽して不義理を詫び、孫らしく、ずうずうしいお願い事も沢山してきた。
楽しみにしていたのは、その後の神戸散策。
1日目は存分に元町周辺の愛すべき街並みを歩き倒す。
店員が見えなくなるくらいCD、レコードがやまっ積みになっていた店だったと思うが、人が見えるくらいに整理されていた。
少しだけ、寂しい。
ふよん。
後ろ手に拘束された少年が下半身丸出しで連行される海街ろまん。
ポイ捨てされるリモコン各種。
女も貸してくれる不動産。
「なんでも自由に見てってや」ってことか?
モトコーの雰囲気、元町の古着屋文化。
本当好きだなぁ。
2日目はハーバーランド周辺を歩いて海風を感じる。
少し前、この日記に「KISS FM KOBE」というラジオ局が大好きだと書いたのだけど、ポートタワーのお膝元にキッスFMがあることも思い出せた。
ここには何度か公開録音に参加しにきた思い出がある。
神戸が好きだ。
大学も神戸方面の大学に行きたくて兵庫県の大学を選んだ。
おじいちゃん達には「これからちょくちょくライブなんかあるから、見守っててね」とお願いもしたところで、次のライブは明日、9月12日。
「西天満GANZ toi,toi,toi(ガンツトイトイトイ)」というライブハウスでお付き合い願います。
ど平日火曜という事で客入りは悲惨な感じになりそうですが、まだまだ鋭意呼び込み中。ご来場お待ちしております。
9/12(火)
"moonlight as art"
西天満GANZ toi,toi,toi
open18:30 start:19:00
料金¥1,500 + 1drink
出演:
Re:Lilly
toreno (weather spoon)
smoke
出番は1番手19時頃。
よろしくお願い致します。
アクセス方法はこちら!
梅田駅から歩いて10分かからないくらいでした。
グーグルマップで「ガンツトイトイトイ」と入力して頂いても経路検索可能です。
Frisco - Virtual Insanity feat Rickie G
kissFMが教えてくれたジャミロクワイ。
元町の古着屋に入ると20年の時を経てカバーバージョンがお出迎え。