お楽しみ
それぞれの夜を勝手に想像する時間を持っている。
たまに、その夜を他人と共有することもあって、それはなんだか楽しい。
わー!っと叫ぶような楽しみ方もあれば、誰とも話していないのに、ジンワリ楽しいを感じる事もある。
阿倍野・流流にふじたゆかりさんとイワクニマユさんが2人で作り上げたライブを見に出かけた。
趣向の凝らされたライブを眺めながら私は1番後ろの席でのんびり笑って見ていた。
終わりでダラダラしてるとふじたさんから打ち上げに誘われて、流流の近所にある「SAWA」という茶粥屋さんへ。
鶏肉を鉄板で焼いた物を酒で流し込みながら笑った。
イワクニさんがラジオ好きでそんな話も沢山した。
ヨースケ君のエスコートで深夜の工場地帯を上から見下ろす気分の良い橋の上に。
体にまとわりつく湿気を風が撫でる。
気持ちいいと気持ち悪いを繰り返しながら、夏が本格的に近づいているのを日常の中で何度も感じている。
夏が終わると生活が激変する、かもしれないし、そんなに大した変化もないかもしれない。
今はただ楽しみが無数に待っていることを信じている。