本から
職場で暇に過ごせる時はとにかくなんでもいいから字を読むようにしている。
店に置いてある雑誌でも、新聞でも、持ってきた本でも誰かのブログでも良い。
今日のラインナップ。
「神様の横顔」は演劇の漫画。
舞台は戦前の日本で、天才と秀才の心の動きを描いている。
続きが気になる。
真ん中の「クリームソーダシティ」は謎だらけの漫画。
途中で連載打ち切りになり、著者がクラウドファンディングで続きを描く為の資金集めをしていた。
自分も募金に参加していて、支払う額によりウェブ上でのみ読めるPDFファイルを貰えたり、製本されたものが送られたりするのですが、自分は製本して欲しくて五千円を支払っていた。
最近、「ウェブ上でのみ読める額」を支払った人が続きを読んだらしく、そろそろ製本も出来るかなと思い、読み返している。
左は中島らもの「アマニタ・パンセリナ」。
カーテンズの康平君が最近読んでいた古今東西のドラッグについて書かれたエッセイ。
面白い。
その昔、「BURST」というアングラカルチャーに特化した雑誌があった。
ある号の特集に「ドラッグにまつわる本」を作家やなんかが自薦する回があり、そこで紹介されていて本書を知った。
「アマニタ・パンセリナ」は体験記もあれば‘読み聞いた話‘もありの内容だが、「スピード」は完全ルポルタージュで、全てのドラッグを体験して書き綴っており、その文章の破壊力は20歳そこそこの自分にはメガトン級だった。
同じ頃、バンドでドラムを叩いてくれていた友達が、同じくらもさんの「永遠も半ばを過ぎて」を貸してくれて、とても好きな文章を書く人だと思ったので、その日は別の「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」を買って帰ったような思い出がある。
「僕に踏まれた~」は今も読み返すくらい好きなエッセイだ。
あれから約10年、良い寝かしごろに友達が読んでいたこともあって、タイミングバッチリ、スイスイ読み進めていける。
読み終わって思うことは、やはり「スピード」における臨場感を欲している事だった。
「アマニタ・パンセリナ」は無頼に憧れたインテリの知的な文章が良い。
あとは「ハンターハンター」の連載再開。
先週号のジャンプをボンヤリしていて買い忘れたので単行本を待つか悩んでいる。
今回は幻影旅団のクロロが登場してるらしくめちゃくちゃ惹きつけられている。
やっぱ買いに行くか。
# year100