「Paul McCartney」を見てきた
京セラドームに到着。
想像以上の規模に目を白黒させながら入場。(遅刻)
野球を見てみたいと思った!
18:30開演(予定)で外タレがキッチリ出てくるのは考えにくいのでノンビリ向かう。
というのを大義名分にしてダラダラしていたけど実際のところ、
「ついにポールが・・!」と思うと妙に気恥ずかしくて子供のように足が重たくなった。
眼前に広がるドーム規模のライブセットには心底驚いた。
野外フェスのメインステージにある恐ろしく大きな縦長テレビが左右に取り付けられている。
これを持て余すことなく使いこなせる者のみが立つステージ。
ジャニーズのライブとか凄そうなので見に行きたい。
意外と座り心地は良いけど、徐々に腰が痛くなってくるプラスチックの椅子に座る。
心配していた準S席は運が良かったのか普通に良い席でした。
ほとんどステージのド真ん中の位置に椅子が設置してあり、
障害物も全然たいしたことなくてハバナイスデイ。
会場にはずっとポールのシングル曲のDJミックス音源が流れ続けていたが、
ビートが「ドンツードンツー」という四つ打ちに変化すると、
観客が一斉に機は熟したとばかり手拍子を始めた。
しばらくするとアンプを通したギターとピアノの音が。
歓声。
暗転。
ポール・マッカートニーがバンドと共に登場。
さらなる歓声。
1曲目からクライマックスな「マジカルミステリーツアー」が始まり興奮のるつぼを体験。
ピーターマックスを彷彿するサイケデリックな模様がステージ後ろに映し出される。
会場が一体となり爆発的な感動が最前列から自分の座る席まで
稲穂をたおす風のように押し寄せて来た。
3曲目に「キャントバイミーラブ」を高らかに歌い上げるポール。
1曲目は泣きそうなのをグッと堪えましたが、ステージ後ろに
映画「ヤァ!ヤァ!ヤァ!」のシーンが映し出されると涙が溢れ出ていた。
私が「ヤァ!ヤァ!ヤァ!」の仲の良い4人を見てると泣く体質というのも大きいですが。
60年代の人達が体感した感動をついに少しだけ体験できた気に。
この日のライブは噂に違わぬサービス精神に満ちあふれたステージで、
会場にいた老若男女全員が、72歳の元気なおじいさんの芸に泣き笑いの感動をしていた。
およそ3万6千人を納得させる芸はもはや魔法。
ポールは見た目が老けただけで、ほとんど青年のように元気に見えたのも不思議だった。
70歳のミュージシャンが「次は新譜から」と言ったり、
「次の、曲は、世界、初、公開!」と日本人が好きな台詞を日本語で覚えて言ったりする。
人間の寿命はこういう元気過ぎる人の影響でドンドン伸びていくのか。
死ぬ感じがしない人ってこういう人なんだろう。
ポール・マッカートニーは音楽がちゃんと社会貢献になってるとも感じた。
「今までありがとう」という単純な恩返しを世界中にしているような寂しげな力強さも。(妄想)
刑務所だけでなく、全ての国はスターの慰問を求めていると知る。
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