-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

長い列の終わり

 

 

「お!今日はついでにイオン行けるぞ!」って喜んだおれの日常を思う。本気で考えてみるのも大事やな。幸せのハードルは低く設定した方がお得だろうけど、なんぼなんでも。

 

 

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阿蘇山が噴火した。はるか昔、小学校低学年くらいの頃に祖父母が関西から九州地方に引っ越して、そこへ父親以外の家族で会いに行ったことがある。その時阿蘇山に登り、煮えたつような火口を見た、ような、薄っすらとした記憶がある。当時ちょうど「アソボーイ」なる機関車が開通したとかそんな頃で、普段物静かだっだ祖父が我々兄妹に自慢のように機関車を見せ、興奮していたような記憶もある。これはどうやろ。ホンマかな。残念ながらうちの家族は「機関車に対する興奮」に共感してあげられなかったような記憶までセットになってるぞ。

というか、両親共に祖父母は近所に住んでなかったので、会った回数が多分30回あるかないか。本当の祖父がどんな人だったのかなんて知る由もない。こういうの考えだすと脳の何処かがムーズムズ。

 

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真夏だった。昼は虫カゴがグロテスクになるほどセミを取り、朝方玄関で一斉に鳴き始めるセミの声。震災の時ですら寝ていた私も目を覚ましたのを覚えている。蝉は夜は黙っていて、朝になると鳴くのを知れて嬉しかった。「もう取るな」と言われた気もするし、大量の蝉を逃した記憶もある。ホンマか?夜になると縁側から庭へ出て花火をした。ほとんどの部屋が記憶から削り取られてはいるが、あの祖父母の家は自分の記憶にある戦後日本の原風景らしい光景だった。花火が終わり「通ってはいけない」と言われていた道から玄関に回ろうとしたら足下のドブ板が割れて側溝に足を取られた。その時、生まれて初めて祖母に怒られたのをよく覚えている。後にも先にも祖母の怒声はあの1回だけ。普段はあんこにメープルシロップをかけてチョコレートでコーティングしたものをキャラメルで包んだくらい孫達に甘いお婆ちゃんなのでめちゃくちゃ驚いたのを覚えている。動じることなく祖父は「ゴキブリとかはおらんけどな・・」と母親にか、独り言か、呟いていたのを耳がしっかり聴いていた。寝る間際まで当時兄とハマっていた仮面ライダーの「ガン消し」みたいなものを戦わせていた。兄の持っていた肌色の仮面ライダーV3がとても羨ましかった。

 

数少ない子供の頃の「ぼくのなつやすみ」的な体験だからか、20年以上経っても色濃く覚えてる部分は多い。そのあとしばらくして祖父はバイクで転倒して脳溢血だったか、大病を患う。関西で何年かの闘病の末に祖父は鬼籍に入った。

 

祖父が入院していた病院は新しかったのか綺麗で、広々していたような記憶がある。待合には少年ジャンプがいつも置かれていて「珍遊記」が連載している頃だった。初めて感じる面白さで溢れた漫画に兄と子供心を完全に鷲掴みにされていた。漫画の中で「電気グルーヴ」「ピエール瀧」「石野卓球」という名前が出ていて、なんのことか分からないけど、その時一緒に脳に刻み込まれた。それがつい最近になって91、2年頃の「電気グルーヴのオールナイトニッポン」を聴くことになり、「漫画の中に電気グルーヴを出してくれ!」という趣旨のコーナーで「珍遊記」の作者、漫☆画太郎電気グルーヴの交流があったことを知る。20数年越しに淡くなっていた思い出がクッキリ繋がって感慨にふけまくり。 

 

阿蘇山が噴火したと聞いて一気にこれらの思い出が回想され、韓国紙幣を使わずに過去から現在へのトリップを楽しんだ。九州にはその1回しか行ったことがない。九州にも遊びに行こう。

  

 


Friday Night Plans - 'Plastic Love' Cover Version (Original Song by Mariya Takeuchi)

 

H&Mで日本語が聞こえてきたと思ったら竹内まりやのカバー。H&Mで日本語を聞いたことがなかったので、日本のシティポップやAORが世界で評価されとる昨今ついに外人による日本語カバーまで登場したか・・と思いきやハーフの日本人だそう。ジャケはシングル「seetest music」をコピーしてるのでしょう。「plastic love」は海外でも人気が高く、動画サイトでもカバーが多数見つかります。海外から見たレアグルーヴ的な扱いなのでしょうか。


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かわいい。

 

彼女についてはここに詳しい。

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今日もありがとうございます。とうとう待ち望んだ幸せに到達しました。(約25日後!)ここまでの全てに感謝しています。これからもよろしく。と、軽い言葉で続いていきます。今日も最高の1日やったな。明日はもっと最高の1日になるで。

 

 

 

Plastic Love

Plastic Love