太めで決めろ
立ち漕ぎしてたら汗だく。
遂に59.9kgを叩き出しました。身体重い。暑い。
「フェリチタ!」を見た。2020年ブルーノ・メルル監督作品。
住所不定、前科持ちの父だけ無職の3人家族が主人公。バカンスを狙い留守になった家を不法占拠して、その日暮らしを楽しむ両親と複雑な胸中の娘トミーは11歳。「新学期1日目は学校に車で送る」と約束した父だが、新学期前日に仕事へ出た母が行方不明になり捜索をはじめることに。
「フェリチタ」はイタリア語で「幸せ」を意味する。映画も「それぞれの価値観で幸せがある」ことを描いていた。外から見ると幸せそうな家族も内情はグズグズかもしれないし、住所不定無職の父母に育てられるのは不幸に思えるかもしれないがしかし、という。淡々とした感じで、ふーんという間に終。劇中トミーのイマジナリーフレンドのように出てくる宇宙飛行士は、映画冒頭の会話に出てくるフランスのラッパー、オレールサン。
めちゃくちゃ面白い映画ではないが、10代前半の頃に深夜テレビでやっていた映画の空気感を思い出して好きだ。なんてない感じを味わいたくてこんな映画をたくさん見たような記憶がある。静まり返った真夜中、日本中で自分だけがこの映画を見てるような特別感を味わっていた。
「テルマ&ルイーズ」「髪結いの亭主」「裸足のピクニック」1シーンでもエロが入ってることを期待して楽しんだ。朝方まで感想を詩にして煙草を吸って悦に入る、今と変わらない、とにかく気持ち悪くていい時代だ。あの頃があってたぶん良かった。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!