「ペーパームーン」を見た
昨夜はかなり早い段階で5月病になりましたが、まだイケるぜ!やで。
1973年製作ピーター・ボグダノヴィッチ監督のロードムービー。
ダウンタウンの松本人志さんが一番好きな映画としてあげる事も。
「ある愛の詩」「バリー・リンドン」などのライアン・オニール主演。
もう一人の主演9歳の少女アディ役は実娘のテータム・オニール。
1935年の大恐慌期のアメリカ中西部。聖書を売り付けては人をだまし、小金を稼ぐ詐欺師のモーゼが、亡くなった恋人の娘アディと出会う。彼は嫌々ながら彼女を親戚の家まで送り届ける事になったが、アディは大人顔負けに頭の回転が速く、モーゼは相棒として旅を続けることになる。
「白黒の方が映画として表現力が増して見える」という理由からあえて白黒撮影されている。
物語は単純明快だし話のテンポがいいので見やすい。
ヒューマンドラマってほど仰々しくもなく、テレビドラマほど軽くない。
過不足の無いすごくいい見ごたえの映画でした。
ブログを書くにあたりネットを漁ってると
映画評論家の町山智浩さんが「ペーパームーンのその後」を語っておられて、
映画とは関係ないですが、凄まじい内容でしたので一部を書き出してみました。
この映画でアカデミー賞を受賞した娘役のテータム・オニール。
華やかな女優生活がスタートするかと思われたが、実父ライアン・オニールは
どの賞もノミネートすらされずに怒り狂い、テータム・オニールに暴行を加えるようになる。
父の暴力に耐え切れず、既に別れていた母親の元に引き取られるも、
母親も変わった人物で当時15歳の愛人がいたという。
あろうことかテータム・オニールはその15歳の愛人に犯されそうになり、
また父親の元へ送り返される。
これはテータム・オニールが13歳の頃のことだとか。
その後も実父ライアン・オニールに寝てる間に親友を真横で犯されたりと散々な日々。
しかしテータム・オニールが結婚したのは父と同じく、暴力的な事で問題視されていた
気性が荒いことで有名なテニスプレイヤーのジョン・マッケンロー。
3人の子供を授かるが、実際に家庭内暴力がひどく離婚。
当時テータム・オニールはヘロイン中毒になっていて、親権は暴力夫のものに。
なんだかもう、なんなんだろう。
ちなみにテータム・オニールの弟も子役だそうですが漏れなく薬漬けに。
実父ライアン・オニールに射殺されそうになったり(親父がいちいち危ない)、
ドラッグ使用中に運転をしてフランシス・コッポラ監督の息子をひき殺したり(色々ヤバい)、
「やっぱ子役は」と言われる以上の目も当てられない状況に。
町山智浩さんも「テータム家は特にすごい事になってる」と嫌な太鼓判を押していた。
信じあえば・・愛しあえば・・助けあえば・・
紙のお月様だってほら!本物に見えるでしョ
理想を胸に掲げて今日も人は生きる。
高校時代から友達がお勧めしてくれていたので、私的にはとにかく見れてよかった。
ほんに人生って不思議なものですね・・
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