-kemurikikaku-

ママチャリで駆けずり回る小っちゃいオッサンの日記

グミ・チョコレート・パインとオシリペンペンズ

 

 

今週のお題「読書の夏」

 

 

 

10代の頃、大槻ケンヂさんの「グミ・チョコレート・パイン」に出会う。

 

http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-6c-06/the_bookish_room/folder/1198772/40/47530640/img_0

 

 

冴えない高校生4人が、冴えない高校生活から、ノイズ音楽というあくまでも大衆にアンチを掲げたスタイルを使って脱出しようともがく青春モノ。

 

 

冴えなかった自分には最高にフィットした作品でした。

 

 

 

 

大槻さんはバンドブーム全盛期にデビューした時代の寵児で、その頃のことを重ね合わせるかのようにこのお話を書いている。

元々この本に行き着いたのはバンドブームについて調べまくってた時に名著として各所で絶賛されていたため。

 

 

 

10代の頃に慣れないパソコンを使って、普通に暮らしてたら出会えないアングラ情報を集め狂っていた時期。荒い荒い当時の映像に映る「非常階段」INU」「灰野敬二」「ハナタラシ」などのライブ映像は私の心を掴んで引きずりまわした。

 

 

 

 

 

 

三部作の一冊目グミ編を読み終わったあと、胸をふるわして感動。

本の感想を書き込むハガキに「耳なしほういち」よろしく、文字で白いスペースが全て埋まるまで感動を書いて送ったのも覚えている。

おそらく呪いの手紙のような見た目から届かずに捨てられたに違いない。。

 

 

多感で、反骨精神一色、普通じゃない事が何より大事だった頃。

 

 

 

 

 

「グミチョコ」と出会った当時、大阪の一部では「関西ゼロ世代」と呼ばれる

2000年代初頭に頭角を現したバンドに注目が集まっていた。

現象の渦中にオシリペンペンズがいた。

 

 http://pds.exblog.jp/pds/1/200707/28/68/c0086868_1584771.jpg

 

 

当時、ボーカルの石井モタコさんは腰に届きそうな長髪、三人くらいなら子供が隠れられそうなくらいに末広がったベルボトムジーンズ。上半身裸で叫び散らし暴れまわり、客席に乗り込み、自身で体を刃物で切りつけ流血、ゲロを吐き、左の二の腕には自分で彫った、というより切り付けた「オメコ」の文字。必ず壊してしまうので毎回ライブには自前のダイナミックマイクを持参してたとか。

 

ほとんど歌うことはせず「サイケデリックにやり過ぎなんかないんじゃ!」と雄雄しく吠える!

 

 

 

ギターの中林キララさんが拾ったレスポールで鳴らす複雑で、何かに例えようが無いギターリフをエフェクター無し、アンプ直結のペケペケサウンドで鳴らす。

 

ドラムの迎祐輔さんは時に民族音楽のように原始的なリズムで、時にジャズドラマーのような繊細なタッチでリズムを作る。ベースは無し。

 

2人はモタコさんの荒々しさに絶妙な加減で溶け込み、音楽の魔法を具現化していた。

 

 

 

 

 

当時オシリペンペンズあふりらんぽZUINOSINの三組は「ゼロ世代」のなかでも特にイカレてて、海外でのライブもガンガンこなし、最高に格好良かった。これに続くように後藤まりこの「ミドリ」や、「水中、それは苦しい」など、続々と新しいバンドがシーンに登場した様は、最近の日本語ラップ界を思わす盛り上がり。現在、曽我部恵一さんのローズレコードに所属の「ワッツーシゾンビ」などもその渦中にいた。

 

 

 

 

大阪の老舗ライブハウス難波ベアーズでオシリペンペンズのライブを初めて見に行ったとき、出演者全員がいい感じに狂ってて、中でもペンペンズのライブは圧巻の一言だった。

 

バンドブーム未体験の私が夢想したモノと遜色の無い過激なライブがそこでは行われており、みるみるアングラ世界に没入していった。 

 

 

 

 

今ではほとんどのバンドが違う形で活動している中で、ペンペンズもドラムの迎さんの脱退などがあったが、自主レーベル「こんがり音楽」を「DODDODO」、「neco眠る」と共に設立。毎年野外フェス「こんがり音楽祭」を行いスチャダラパーなどのアーティストも参加して盛り上がりをみせている。

 

 

 

そしてついに今年のフジロックでは、ルーキー枠では無い場所でオシリペンペンズがガッチリ存在感を見せ付けるライブを行った!

2015年は映画「味園ユニバース」にも出演していたり、昔からのファンには嬉しい話題が多いっすね^^

 

 

 

 

過激さを求めた時代を経て、続けていく大事さを学ぶ。

今もずっと表現活動を続けている自分の土台は「グミ・チョコレート・パイン」や関西ゼロ世代によって作られている気がします。

 

 

 

 

ペンペンズを知ったのは今は無きタワレコアメ村店でのこのインストアライブだった。。

 


オシリペンペンズ-1/4.wmv - YouTube

 

髪の毛あったら就職できへんしのぉ

 

ライブで見せる姿は氏も尊敬する、町田町蔵(町田康)イズムの後継者に違いなかった。

 

 

 

 

 

グミ・チョコレート・パイン グミ編 (角川文庫)

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