-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

なぜ嬉しいことばかり起きるのか

 

1週間ほど雨が降るだの雷が凄いだのという天気予報を見ていたのに連日の晴れ間。

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雨よりいいかと歩きに出る。

外では子供達がはしゃぐ。恥ずかしげもなく威勢のいい言葉をゴムボールと共に投げつけるドッジボール男女が公園を占拠している。久しぶりに子供の集団を横目に自分には過ごしにくい環境だったなと心底思った。今外から冷静に見ていてもこのノリに汗を流して付き合うのはダルい。ドッジボール子供達の前を横切る男女ペアは兄と妹か。男は走り、女が少し遅れて追走する。2人に会話が無い。その光景は妙に胸をざわつかせる懐かしさがあった。また1人で行動する子供は服なのか髪型なのか、パッと見で分かる程度に独特な雰囲気を既に持っていたりして面白かった。弱肉強食と競い合いがベースにある小さな社会を静観する。そしてどんな子供も5時のチャイムで帰っていく。

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day25「早くに亡くなったアーティストの好きな曲」。理屈を言うコーナーみたいになってるけど、「早くとは」を考えてしまう。普通に考えると10代以前から20代をさすと思う。人によれば40代、功績の高さから50代を過ぎてもそう言ったりする人がある。どこで絞ろうか考え始めたくらいでjay deeの名が頭に浮かぶ。Wikipediaで享年を調べてみると32歳とある。即座に早いと判断したので曲を選び始めた。

youtu.be

多作な方でプロデュース作品も数多くヒットしたjay dee。動画は自身もメンバーだったスラム・ヴィレッジの変名ユニットj-88の「the look of love」。ジャジーヒップホップなる言葉を頼りにそんな音楽ばかり探して楽しんでいた時代によく聞いた1曲。

jay deeプロデュースの作品の中で1番回数を聞いた曲だと思う。ヒップホップを聴き始めて初めて誰からの情報もなく自分の足で手に入れた、尚且つ良い曲だったことが大きい。自分は後にファーサイドやデラ・ソウルの名曲も初期のjay deeの作品であることを知ったりして衝撃と共に名前を記憶した。しかし稀代のプロデューサーは「全身の臓器に原因不明の炎症を引き起こす(Wikipediaより)」病気に悩まされていた。この人の作品を追っていこうと考えた矢先、2006年2月10日32歳の誕生日から3日後に亡くなる。同年発表された最後のアルバム「ドーナツ」は全ての音楽ファンに贈られた素晴らしい作品だ。

 

ウォーキングから家に帰り、そういえばおっさんが子供を見てるというのがいかに気色の悪いことか、今さらはたと気がついて顔を覆いたくなるきもち。事実無根であっても不審に感じられたら同じこと。一応スマホでも触ってないと、おちおち公園にも座ってられない。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!

Best Kept Secret

Best Kept Secret

  • アーティスト:J-88
  • 発売日: 2000/07/31
  • メディア: CD
 
Donuts [Explicit]

Donuts [Explicit]

  • 発売日: 2006/02/07
  • メディア: MP3 ダウンロード
 
The Look of Love, Pt. 1

The Look of Love, Pt. 1

  • スラム・ヴィレッジ
  • ヒップホップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes