Blessed to live a life making art

団地を覆う幕のせいで雨が降っても気づかない。

空が青いかもわからない。

毎年気にしてるわけでもないけど今年も「茅の輪(ちのわ)くぐり」の日がやってきた。夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)と呼ばれる疫病退散、無病息災を願う民間に開かれた行事。今年は日程と天候的に週末に行くのがちょうど良さそう。

近所のルーティン神社の中では二社で行われているので今日はどちらかに行きたいけど、天気予報によればこのまま雨が降り続くそうだ。だから逆に行くやつだ。

6月30日神社に大きな輪っかが現れ、作法通りにそこを通ることで半年の穢れを祓うというもの。

穢れを祓ってサッパリした気になる。この神社に行くには急勾配の坂道を登らなければならず、今日の湿度も相まって行きは汗が止まらない。ということは下り坂を爽快に滑り落ちるような帰り道だ。ガヒョー！と叫び出す心で直滑降のごたるスピード。後ろ被りしたキャップも風に飛ばされる夏模様。急ぐ理由もなし、のんびりチャリを走らせていると雨にも関わらず「茅の輪」のお陰か次々人がやって来るのが分かった。オメカシしたおばさん達、若い女性2人連れ、遠くからカップルも歩いてきた。なかなか人気行事らしい。ふと前から来るカップルの薄いワンピースを着た女性がこちらを見ているような気がした。後ろを歩く男性は真下を向いた歩きスマホ。妙な気がした刹那、おもむろに立ち止まった女性が私をガン見している？ワンピースの裾をたくしあげている？自転車がカップルを横切る時にケツを丸出しにした女性。驚きすぎた脳から反射的に渾身の「なにしとんねん」が出てた。楽しい趣味の時間、リスペクトを欠いた言動をここにお詫びします。野外露出カップル初めて見た！うれし！おもろ！

そのまま近くのお稲荷さんにもお詣り。