僕に叩き込まれたいなら来い
みんなが街を歩けるのはいつになるやら。
散歩したいが歩くのめんどい。いつも自転車を使った散歩ばかりで、ただ歩くとなるとどうも及び腰になる。しかし行けばいい。鉄のドアノブに手をかけて、それを回して外に出るだけだ。
今日は素晴らしい快晴、ベランダに出ればそれこそ散歩をしてる人を見かける。ゆるやかな日向を歩く。それは幸福を感じる時だ。風もある。目の前にはシニア層に入ったばかりという見た目の男女。背中しか見えないが男性は確かに笑っている。女性はちょうど3歩分ほど離れてうしろを歩いている。これも背中しか見えないのに控えめに笑っている顔が見える。時折うしろを振り返る男性の喜ばしい不安を眺めながら歩く。自転車を手で押して散歩すれば歩くのが嫌になったタイミングですぐ自転車に乗れる。「 天才だな俺は」とご満悦。馬鹿が幸せなのは、天才と同じく、自分の中に馬鹿が内包されてることに気付けない所だ。天才バカボンは得意になって自転車を押して歩く。
歩きながら景色を楽しんだ。行き交う人が楽しそうに見える。コロナの影響で早い人はゴールデンウィークが始まってたりするのだろうか。こちらも負けじと満ち足りた心持ちで頼もしい限り。絶賛開店中。ガランとした喫茶店にどうしたって入りたかったがめちゃくちゃ諦める。あとは悠々と買い物も済ませ、この計画のお祝いに缶コーヒーでも飲んで満足感へ浸ろうとしてお金を持ってないことに気づいた。素晴らしい。
今日は満ち足りているのでガッカリなミスも全然効かない。飽きずに自分を褒めながら家に到着。すぐ出かけるどころか一服つけて、アイスコーヒー片手にチュロスをキメてやった。神経が微睡んできたのでお金を財布に入れて出発。
ドーナツ屋さんで食べたいけど行くのが面倒で、ヤマザキの「もっちわ」で代用しようとした時に感じる寂しさ。自分を含んだいろんなものに少しばかりの失望している。
おいちい。
トースターを勢いよく閉めてしまった。トースターの口はちょうど顎から30センチ程下にあり。閉まるまでの刹那、吹きこぼれる熱風を顎から頭頂まで味わうと。懐かしい冬を思い出す匂いがしていた。2回目からはなんてことなかった。自分がなんなのか分からなくて吊るしたバスタオルを摘んで均衡を保っています。
Jenevieve - Baby Powder (Official Video)
かわいい。スポーツな感じ、ちょっとある。
現状を憂うが故の希望的観測すらある種のウォッチャーから指摘、攻撃される世の中になっている。インターネットでそれは日常のように思えるけど、国民性みたいなものも垣間見られると慚ない気持ちになったりもする。安心できる社会状況になればまた変わっていくのだろうが、既に変化したあとの人の心持ちが今後どのように社会と合わさっていくのか。少しハードに筋トレをした後の筋肉痛。あっしはこの痛みだけで十分であります。ほんなら今日も最高の1日になるで!