-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

感動の鼻唄

 

知らぬ間に満開になった各所の桜。

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突然厚手の服がいらなくなる予感。

 

1999年ロバート・イスコブ監督作品「シーズ・オール・ザット」を見た。

生徒会長でサッカー部主将。学校一人気者のイケメンザックは、プロム(卒業記念ダンスパーティー)の直前に同じく学校一モテるガールフレンドテイラーにフラれる。そんなザックに友人のディーンは「学校一冴えない女の子をプロム・クィーンに出来るか?」という賭けをもちかける。その賭けの対象になったのは黒縁メガネで根暗なレイニーだった。

徹頭徹尾、陽キャの祭典。映画はSFもホラーも体験し得ない世界を覗かせてくれる。陽性キャラクター達が犇めくめくるめく世界もそのひとつ。大金持ちの高校生がプロムに向けて侃侃諤諤する流れはこれまでも見てきたけど、99年の高校生に向けて作られた作品はおっさんには強敵だった。途中トイレに立ちシークバーを見て「まだ45分ある・・」と苦笑い。

序盤、レイニーが出演する「アート」なライブパフォーマンスに向かうザックだが、会場では音楽とコラージュ映像が流れる中、男がブリーフ一丁で踊ったり、詩を朗読していて面食らう。俺はどっちかというとレイニーの住む世界に親しいタイプなので、若い爆発や暴発を見るとエールを送りたくなる。各々が住む世界をデフォルメして、客観的かつ一般的な視点で見ると、どちらもたいがい極端な世界だとわかるが、18、9の時はそれも分からなかったことをしみじみ思い出す俺は初老なんだろう。レイニーはメガネをかけてる時からずっと可愛いけど、この手の映画は変身前からヒロインが可愛いのが当たり前だ。シンデレララブストーリーにドキ胸女子のための映画なので細かいことは言いっこなし。おっさんは退室させられないだけでありがたいとする。放送室からラジオみたいなトークを展開する生徒を歌手のアッシャーが演じる。2004年の「Yeah!」を覚えてる同年代の皆さん。ここからは身体に気をつけて。

 

youtu.be

Netflixでは現在リメイク作「ヒーズ・オール・ザット」が公開中。ざっくり今作の男女を逆にしたものらしく、父母役にザックとレイニーも登場。レイニーが今も可愛いと話題になったのだとか。一応マイリストには入れたけどちょっと間隔あけたい・・2年くらい・・

 

ジャケから完璧な99年が溢れて最高!マイノスタルジーを刺激されるパッケージ。傾向としてティーンに向けられた映画、「フルハウス」的な海外ドラマは吹き替えで見ると決めた。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!