事典を書こうよ
花散らしが降って新緑の季節。
別れが寂しくならないように付かず離れず。
何年か前、ヤフオクで坂本龍一さんの「beauty」というアルバムが3枚抱き合わせ販売されていて購入。元々欲しかった別の教授のアルバムより気に入って「良い!」と書いたことがあった。アルバムの詳細について当時はネットに記事を見つけられなかったが、21年に再発され光が当たる。教授の訃報のあと「beauty」が好きな人の記事がアップされて興味深く読んだ。「ファミリーヒストリー」という番組で教授が出演されており、父と「beauty」を巡って言い争いをしたこぼれ話など知る。
5年前に放送された坂本龍一のファミリヒストリで、教授に関するとこだけを抜き出しました。
— Akihico Tori Marl (@akimaltolihico) 2023年4月4日
赤ちゃんの頃の龍一、YMOでお化粧した自分に照れる龍一、目も合わせられなかった怖い父坂本一亀(三島由紀夫などの編集者)が実はマメにTVをチェックしてたのを知って涙する龍一など。 pic.twitter.com/JEK4Cbmir5
多くの人と同じように定まらない気持ち。なんならまだ「12」を聞いていて、教授がニューヨークなのか東京なのか、どこかで次の音楽を作っているような気がして、なんて書くとベタ。集中してたらいなくなってて、また現れるような気がするというあれだ。
この坂本くんはモテる。
坂本龍一くんを思い出の音と共に送りたい。合掌。
— 土取利行 Toshi Tsuchitori(故・桃山晴衣+立光学舎) (@drumythm) 2023年4月3日
「ディスアポイントメント・ハテルマ」土取利行・坂本龍一https://t.co/q9SsoEvrW9https://t.co/wb5SAfhTbl
写真:1975年8月、録音スタジオは狭くノイズが出るクーラーを止めて裸で演奏。この後私は9月に初渡米ニューヨークに旅立った。 pic.twitter.com/FrW4K2EI0T
山下達郎さんや最初期を知る人たちによる万年蓬髪、ゴム草履だった頃の教授の話が聞きたい。
私は「ダウンタウンのごっつええ感じ」で存在に気づいた世代かもしれない。ウラBTTB、ラストエンペラーなんかで凄い人だったことがわかり、うんこ付きブリーフから流麗なピアノ弾きまでやってけつかる偉人、世間の天才認定が一気に刷り込まれる。20歳を過ぎた頃に発売された「キャズム」に衝撃を受け作品を掘りはじめる。「beauty」の良さに電撃的に気づくと「音楽図鑑」なんかの80年代作品が突然理解できるようになっていった。扉が開く、開陳される秘宝という風情。なにを書いてもなにを書いてるのか分からないな。合掌
伊集院光さんがラジオで選曲。迷いを飛ばしてくれる、自分の葬式でも流して欲しいと思ったことがあると。作曲が坂本龍一さん、作詞が矢野顕子さん、ピーター・バラカンさん。
なんだかなんにも浮かばない。私の人生も続き、芸術は長く生きてくれると良いな。色々書いてもそんなところ。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!