-kemurikikaku-

ママチャリに乗った小っちゃいオッサンの日記

Are you who you want to be?

 

Let me go.

Let you go.

 

 

何を見ようかマイリストを眺めてるだけで1時間は経ってしまい「もういいや」となりがちだ。今もそうなってる。時計を見ると午前2時58分。夜中の、たしか1時57、8分とか中途半端な時間からテレビで映画が始まる。部屋でテレビデオを占領できるようになった日から週に3回無料で映画を見ることができた。ずっとわけがわからないだけの映画もあれば、今も好きでDVDを持ってる映画もたくさん見た・・ことをふと思い出して絶対に午前3時から見始めようと決めた。時間はないが優柔不断は突然治らない。あわてて「しいたけ占い」にラッキーカラーを尋ねると「ゴールド/エメラルド」とある。散々眺めていたマイリストに1999年大谷健太郎監督作品「Avec mon mari アベック モンマリ」のジャケットがエメラルドに輝いていたのを思い出し、午前3時からギリギリスタート。

 

今まで日本に、ありそうでなかった、"これからの夫婦"の物語。離婚と関節技を武器にする妻…優しさと針と糸を武器にする夫…

夫が浮気したしないのささいな痴話喧嘩が離婚の危機に発展、さらにはもう一組のカップルも巻き込んでフクザツな四角関係になってしまった。

web.archive.org

Wikipediaにリンクがあったので公式かと思いきや映画ファンの自作サイトのようにも見える。あらすじは上記から一部転載させていただいたのだけど、ページの作りが懐かしすぎて気を取られてしまった。たまに目にする阿部寛さんの公式サイトを彷彿するもので、2000年頃HTMLをタグ打ちしてホームページを作っていた者としては湧き上がるものがある。

 

 

あらすじの通り、強い女と弱い男がツンデレ構成でイチャイチャする瑞々しい映画だった。大杉漣さんが登場するだけで場が締まるという経験を演者のみならず、鑑賞者が何度も体験していると思うが、この映画でも全体に軸を通すような存在として自然にそこにおられた。それが迫力とかいやらしいものじゃないのも素敵だ。不勉強で大杉漣さん以外の俳優さんを知らなかったのだけど、大杉さんと共に主となる3名の俳優さんもとても良かった。板谷由夏小林宏史さん夫婦はずっと見てられるような、なんでも無い会話がとても良かったし、辻香緒里さんはシンプルに上手かった。そしてのちに童子-Tさんと結婚されていた。大昔、ダウンタウンの番組に出演したジミー大西さんが即興で官能小説を紡いでいく企画の中で「もんまりとした」という謎の表現をしていて笑ったけど、スペインやヨーロッパの方で活動されていただけに案外響きの面白さからストックしていたのかもしれない。

 

先日見た「ラブゴッド」に続き、今作も当時ファッション誌「カジカジ」の映画紹介コーナーで見つけてどういうわけか記憶に残っていた作品だった。実家にある「カジカジ」を引っ張り出したい気持ちが日に日に高まっている。監督について調べると真っ先に"「NANA」や「ラフ」の映画化を手がけた"と出てくる。この人やったんやーの驚き。「NANA」は漫画で読んでいたけど映画は見てなかったので見よか。

 

 

youtu.be

毎度お定まりで予告はなかったが、作品について板谷由夏さんご自身が語られた映像がありました。

 

こうなると記憶に残ってる「カジカジ映画」を全部見たくなってきた。中でもたまに思い出す「鬼畜大宴会」という作品がサブスクには無いようだけど、フィジカルでは全然手に入る。どうしようかなんて20年近く悩んでるフリをしてるのでいまポチった。Twitterを眺めてると5月2日はhideさんの命日だと教えてくれた。98年の春や。なぜか中学生の頃以来BRIKOのサングラスが気になっている。うーん物欲。今日も最高の1日でした。明日はもっと最高の1日になるで!